よく雑誌などで、「いつでも友達を呼べる家」的な片づけ特集をときどき見ますよね。
でも、本当にそんな状態のおうちを保っている人ってどれくらいいるのでしょう。
私は大きく分けるとしたら、絶対片づけられない側の人間です。
インテリアや家の片づけに興味がないわけではなく、その手の雑誌は結構読んでいます。
ただ残念ながら、知識だけでうちの中は片付きません。
結局は、実行がともなわないとだめなのです。
こんな状態のまま突然死んだら…、泥棒が入って現場検証になったら…などと考えると恐ろしいです。
芸能人が薬物問題などで家宅捜索を受けたというニュースを聞いても、「おうち片付いてたのかなあ、散らかってたら恥ずかしいだろうなあ」などと、いらぬ心配をしてしまいます。
「そんなこと考えている暇があったら片づけましょう」ということなのですが、片づけに限らず、切羽詰まらないとできない性格なのです。
そんな私に、「切羽詰まる事態」が起こりました。
それは、友人がうちに来ることになったのです。
ちょっとお断りしにくい事情があってお受けしたのですが、それから「お荷物大移動」が始まりました。
といっても、ニッピコラーゲン100の評判みたいにそんなに広いうちではありません。
そこで私が考えたのは、お風呂の浴槽に荷物を運ぶという荒業です!
散らかったものをとにかく袋に詰め、どんどこお風呂に運びました。
その結果、お風呂の浴槽は小さい物置くらいの収納力があるということがわかりました(笑)。
リビングとバスルームが近い、狭い家であることがありがたいとさえ思いました。
物がどいてくれれば、後はお掃除で玄関やリビング、トイレを中心に頑張りましたが、狭い範囲ですので、それほど時間はかかりませんでした。
大きな声で自慢できることではありませんが、いざというときはお風呂の浴槽が役立つということがわかり、ちょっとホッとしてしまった私です。
これではだめだと思いながら、つかの間のすっきりしたリビングでお客様を迎えることができました。